血圧管理の救世主!?『スルメイカ』

栄養学

イカは食卓の主役にも、一品足したいときにも活躍する食材です。

日本人に大変馴染み深いイカは、全国になんと100種類以上も生息しています。

イカのなかで一番漁獲量が多く、東日本で多く流通しているのが『スルメイカ』です。

以前イカは、コレステロールを多く含む食材と言われていました。

しかし近年研究が進み、高たんぱく・低脂肪・低カロリーな食材で、コレステロールを上げない健康食材として、見直されています。

旬の時期は?

スルメイカの旬は6~9月

6月頃から水揚げが始まり、夏から秋が最盛期となります。

新鮮で美味しいイカは、お刺身として生で食べるのが醍醐味です。

しかし、注意して欲しいのがアニサキスという寄生虫による食中毒。

人の消化管内に寄生し、激しい腹痛や嘔吐を引き起こします。

アニサキスは肉眼で確認できる大きさなので、

新鮮なものは注意をすればお刺身もOKですが、家庭では加熱による予防が一番安全です。 

コレステロールを抑える2つの栄養素

タウリン

栄養ドリンクにも含まれている栄養素です。皆さんも一度は飲まれた事ありますよね?

タウリンは肝機能を高めて、エネルギーの代謝をスムーズにし、疲労回復に働くとされています。

他にも、消化管内でコレステロールの吸収を抑えたり、胆汁酸と結びついて、コレステロールを消費する働きがあるため、動脈硬化を予防する働きが期待できます。

DHA・EPA(不飽和脂肪酸)

イカには不飽和脂肪酸の、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。

脂肪酸は脂質の材料のひとつです。脂肪酸を大きく分けると2タイプ。

主にエネルギー源となる飽和脂肪酸と、血液の余分な脂肪(コレステロール等)を減らす不飽和脂肪酸です。

スルメイカは、血圧が気になる方におススメの食材です。

高血圧が起きる理由

高血圧は血管の壁が、厚く硬くなることで起こります。

水やりのホースを潰すと、勢いよく水が流れるのと同じ原理です。

そうなると血液のポンプの役割をしている心臓に負担がかかります。

脳の血管は細く、すみずみまでめぐっているので、血管の壁が厚くなると……。

想像するだけで怖いですよね。

高血圧は主にストレス、喫煙、加齢によるものが多いですが、

塩分の摂り過ぎも大きな原因です。

塩分を控えるコツ

ここで役立つのが、新鮮なスルメイカの肝(わた)です。

肝はアミノ酸の塊なので捨ててしまうのは大変もったいない!

実は、アミノ酸=旨味なんです。

アミノ酸は料理に少し加えると、旨味が格段にアップするので、塩の量が少なくて済みます。

アミノ酸は干し椎茸や、かつお節、昆布にも多く含まれているので、料理に活用すると塩分コントロールができます。

スパイスを上手に利用するのも、おススメです。

スルメイカはとっても簡単にさばける魚介類なので、肝の美味しさを楽しむためにも、チャレンジしてみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました♪

プロフィール
編集した人
林 ゆかり

【持っている資格】管理栄養士・調理師・登録販売者
1989年生まれ青森県出身。埼玉県在住。

好きな料理、健康の知識を活かして、毎日少しずつ心豊かに成長していけたら。なんて考えています。

このブログが皆さんのお役に立てれば大変光栄です。よろしくお願いします。

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